アブダビグランプリ注目選手徹底分析

アブダビグランプリは、アラブ首長国連邦の首都であるアブダビで、毎年11月に開催されるF1の大会です。レースは、各チーム2名のドライバーを有し、全10チームで争われます。その中で特に注目されているチームおよび選手は、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスです。メルセデスは、2017年の表彰台1位と2位を独占したチームで、ドライバーズランキング3位のボッタスが優勝、同1位のハミルトンが準優勝しています。圧倒的な強さを誇る2人が今レースも目が離せません。これに対抗する選手としては、2009年の第1回大会から3度の優勝経験を誇る、セバスチャン・ベッテルと参加ドライバーの中で最年長のキミ・ライコネンを要するフェラーリも注目です。上位入賞の常連チームは昨年と同様のドライバーで参戦し、優勝争いを繰り広げることが予想されています。

アブダビグランプリの日本人ドライバー

アブダビグランプリに参加するドライバーの中に日本人はいません。2009年に第1回大会が開催された時は、トヨタの小林可夢偉とウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴が参戦していました。その後、2014年のアブダビグランプリに小林が参戦し、途中リタイアとなって以降、日本人ドライバーのアブダビグランプリへの参戦はありません。日本に本拠地を置くチームは、2009年に参戦したトヨタのみアブダビグランプリへの参戦実績があります。トヨタはその後、2009年のシーズンをもってF1から撤退しました。現在、単独での参加ではありませんが、ホンダがイタリアを本拠地としているトロロッソと提携し、アブダビグランプリに参戦します。いずれは日本人ドライバーを乗せるよう育成中とのことです。日本人のF1ドライバー誕生を期待しているでしょう。

F1シーズン最終戦アブダビグランプリとは

シーズン最終戦となるアブダビグランプリは、2009年より「ヤス・マリーナ・サーキット」で開催されています。1周5.554キロのコースを55周し、そのタイムで競います。現地時間で午後5時ごろにレーススタートする、トワイライトレースです。中東のアブダビは、11月下旬でも最高気温35度を記録することもあります。ただ湿度は低いので、比較的過ごしやすいとされています。レーススタート時の気温は25度前後です。有名な観光地であるドバイとはおよそ200キロの距離にあります。グランプリ開催中は、アブダビの宿泊費が通常の3~5倍に高騰するため、ドバイで宿泊してアブダビでレース観戦する方が割安になることもあります。イスラム文化圏のため、豚肉を食すことや飲酒が禁止であったり、女性は肌の露出を控える必要があったりと、マナーや生活習慣には注意が必要です。